香川労災病院は、2006年(平成18年)より地域がん診療連携拠点病院に指定されています。
さらに当院は、全国で55カ所が指定されている「高度型 地域がん診療連携拠点病院」の一つです。地域がん診療連携拠点病院のうち必須要件を満たした上で、さらに診療機能が高いと判断された病院が「高度型」に指定されます。香川県の中讃圏域では唯一、「高度型」に指定されています。
また、全国188カ所の「がんゲノム医療連携病院」の一つにも指定されています。
がん対策は、2007年(平成19年)4月に施行されたがん対策基本法の基本理念に則り推進されています。その中で、厚生労働省は全国どこでも質の高いがん医療を提供できる体制を確保する観点から「地域がん診療連携拠点病院」の設置・整備をすすめてきました。
医師、看護師、薬剤師、公認心理師、社会福祉士、栄養士、理学療法士などの多職種で構成されたチームで、がんに伴うからだのつらさ、心のつらさ、生活のつらさなどを、緩和できるように取り組んでいます。痛みやつらい症状を和らげ、患者様とご家族の希望にそった、緩和ケアの提供を目指しています。
当院は、上記の地域がん治療連携拠点病院の役割を担い、地域住民のみなさまに質の高いがん治療を提供するようこれからも努力してまいります。