外科・消化器外科

外科・消化器外科のがん治療

当院の外科では、上部消化器(胃・食道)、下部消化器(小腸・大腸)、肝胆膵、呼吸器(肺)のがんを対象としています。

診断について

レントゲン検査、CT検査※1、MRI検査※2、放射線診断、内視鏡検査、病理診断、血液検査などをもとに、関係する診療科、医療スタッフで合同カンファレンスを開催し、治療方針を決定しています。

  • 1 CT検査:コンピュータ断層撮影法(Computed Tomography)の略。装置が回転しながら体に放射線を当て、その情報をコンピュータで処理することにより鮮明な断面画像が得られます。
  • 2 MRI検査:磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の略。強い磁気と電磁波を使って体内の状態を画像化します。

手術(安全で患者様に優しい手術)

外科では手術療法、化学療法、放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。
医師、病理医、放射線科診断専門医、抗がん剤の薬剤師、がんの専門・認定看護師が集まり、チーム医療の体制を整えています。

手術は従来の開腹、開胸手術から傷口が小さく体への負担が少ない腹腔鏡(ふくくうきょう)手術、胸腔鏡(きょうくうきょう)手術を積極的に行っています。
また香川労災病院は胃・直腸のロボット支援下手術(ダビンチ手術)も西讃では唯一導入しています。

術者は、高解像度の3次元画像を見ながら操作台で手術をします。鉗子には複数の関節があり、人の手以上に繊細で正確な操作が可能となりました。
より安全で精緻な手術を目指してICG蛍光検査※3を採用しています。
あらかじめICGを投与することで肝腫瘍が光り、腫瘍を残すことなく切除できるようになります。また、腸管などの結合部分の血流をICG蛍光検査を用いることで、安全に吻合(ふんごう)ができているか確認しながら手術を行うことができるようになりました。乳がんのリンパ節摘出範囲の決定にも使用しています。

  • 3 ICG蛍光検査:蛍光物質であるインドシアニングリーン(Indocyanine green)

手術後は当院内のリハビリテーション科につなぎ、早期の生活復帰や職場復帰の支援を推進しています。

外科・消化器外科に関連するがん

各診療科の紹介

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