泌尿器科

担当しているがん

尿性路がんおよび後腹膜腫瘍

当科の診療の特徴

泌尿器科で扱う悪性腫瘍は、副腎がん、腎がん、尿路上皮がん(腎盂がん、尿管がん、膀胱がんが含まれます)、前立腺がん、精巣がん及び後腹膜腫瘍などです。これらの悪性腫瘍に対する治療は近年めまぐるしい発展を遂げています。ロボット支援手術の導入、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤あるいはBRCA遺伝子変異を有する転移性去勢抵抗性前立腺がんに対するPARP阻害剤による治療などです。当科では2019年5月より手術支援ロボット「ダヴィンチ」が導入されており、こういった新しい治療に対応しております。また当院は地域がん診療連携拠点病院(高度型)及びがんゲノム医療連携病院に指定されており、がんゲノム外来では、「がん遺伝子パネル検査」を用いて、がん細胞に起きている遺伝子の異常を網羅的に調べ、がんの特徴に合わせた治療法を提案することを目指します。

患者様への一言

みなさまに最適な治療法を選択していくため、泌尿器科では、診療科の境界を越え一つの医療チームとして、連携しながら診療を行うことをモットーとしております。一人の患者様を治療する際には、我々泌尿器科医のみの力では不十分です。看護師をはじめ放射線科医(CTなどの画像検査や血管内治療)や病理医(顕微鏡での診断)など各方面の協力が必要不可欠です。当院ではどの部署にもがん診療に熟練したスタッフが診療に当たっており、安心して治療が受けられます。また、我々自身も日々スキルアップに努めています。治療の進歩は日進月歩であり、最新の治療を提供できる体制が、よりよい治療には欠かせません。国内外の最新情報を得るように努め、みなさまとともに、がんに立ち向かって参ります。
最後に、治療後のQOL(生活の質)の変化は患者様にとって非常に重要なことで、決して無視することはできません。治療方針決定の際にはこのようなQOLの変化にも重点を置き、患者様との対話により決定しています。もし、がんと診断されて悩まれているようなら香川労災病院に足を運んでください。

0877-23-3111 初診 8:15-11:00
再診 8:15-11:30
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