栄養管理部では、安全な食事、治療効果がある食事、おいしい食事を食事提供の心構えとし、フードサービス(食環境を整え、安全で満足のいく食事の提供)とクリニカルサービス(栄養アセスメントを行い、適切な栄養管理を実施し、疾病の治癒、回復に努める)を中心に業務を行っています。
食事は一般療養食、特別治療食に分かれており、治療のために個々の患者様の病態に合わせた食事を主治医の指示のもとにご提供しております。
術前・術後、食欲不振、嚥下障害がある、ベッド上で動けない、手が不自由である、歯の調子が悪い、アレルギーがあるなど食事に関して困っている患者様には、個別で対応しますのでご相談ください。また、当院では医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師・言語聴覚士等で構成している「栄養サポートチーム(NST)」があり、栄養不良の患者様に対して栄養状態の改善にも努めています。
入院患者様に少しでもお食事を楽しんでいただけるように次のような工夫をしています。
常食(アレルギー等で禁止項目のない方)をお召し上がりの患者様には、毎日、昼食か夕食のどちらかで2種類のメニューから選べます。
献立は病棟の掲示板に貼りだしています。費用は特にかかりませんので、対象の患者様はぜひご利用ください。
献立は病棟の掲示板に貼り出していますので利用してください。
四季折々の行事に合わせた食事を提供しています。
当院は16台の「保温・保冷配膳車」にて、適温のお食事を患者様にお届けしています。
讃岐富士などを眺めながらの食事ができます。
配膳室には、電子レンジがありますのでご利用ください。
厨房内は湿度50%以内、温度は25℃以内で管理し、異物混入防止などに気を付けています。
出入り業者にも検便を実施していただき、食材の理化学検査の提出などにも協力してもらっています。また、自動消火器、ガス漏れ探知機などを設置し、事故防止に気をつけています。
患者様にも食中毒防止のため、外から調理したものを持ち込まれる場合は、主治医にご相談いただくなどご協力いただいております。
災害が生じた場合、飲料水、ご飯、粥など3日分を準備しております。
管理栄養士は、食と栄養すべてに関わりを持つ職種です。栄養相談は、患者様への適切な食事の提供と共に重要な位置づけをされています。当院では、食事に関するご相談は、すべての患者様を対象にお受けしています。
患者様の食生活・生活習慣・身体状況を考慮し、無理なく継続できる内容で行います。
個別相談・集団相談(糖尿病・腎臓病・肝臓病)ともすべて予約制(月曜日~金曜日)ですので、ご都合のよい日を主治医または看護師にご相談ください。
管理栄養士の専門性をいかし、栄養サポート(NST)、緩和ケア、褥瘡等のチーム医療に参加しています。