院長挨拶

病院長 吉野公博

   私は、昨年4月より病院長を拝命しております。新任であり、まだまだ十分な仕事ができているとは思えませんが、皆様の御要望に少しでも対応できるように努力していきたいと考えております。なにとぞ、本年も御支援、御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

   当院は、香川県の西部地区中核病院としてこれまで、急性期医療とがん診療連携拠点病院の役目を担って参りました。この方針は今後も変わらず、本院の行うべき使命と考えております。県からは、第5次、第6次の県医療計画で、急性期医療を行うべき医療機関と指定されており、これに対して、医療機器の整備や手術室、ICU,HCUの充実、また、専門職スタッフには各種の認定資格を取ってもらい、日々の診療、治療によりよい医療を提供できるように努めて参りました。診断装置については、MRI2台、CT2台、血管撮影装置2台を設置しており、救急患者に対応できるようにしております。ただ、ICU,HCUは救急患者様が多くなるとすぐに満床となり、残念ながら、その後の救急患者さんをお断りせざるを得ない状況が起こってしまいます。できるだけ病床管理を上手に行ない、お断りする時間を短くできるように努力していきたいと考えています。

   がん診療連携拠点病院としての役割に関しては、当院で行える治療をさらに充実させていくとともに、化学療法を少しでも楽に行えるように援助できること、また、仕事と治療が両立できるように両立支援にも力を入れていきたいと思っております。ご相談がございましたら、是非がん相談窓口にお越しください。本年1月から、認定看護師を中心に専門職外来を始めております。新規及びリニューアルした看護外来を是非ご利用ください。

   以上のことに加えて、地域医療連携室(患者サポートセンター)の更なる充実を図りたいと考えております。患者さんの入院前からの支援を充実させ、患者様の利便性の向上を考えていきたいと思います。また、治療を受けてからの受け入れ先、退院後の通院はどうするかなどいろいろと相談する必要がある事項が多いと思います。医師会の先生方との連携を密にし、色々な場合を考えてサポートさせていただきたいと思います。そのためにも、この地域医療連携室をご利用ください。

   昨年初めてオープンホスピタル、市民公開セミナーを行いました。これまで、労災病院はこのような外に向かっての広報が十分できていませんでした。オープンホスピタルは、まさに地域の方々に病院の中に入っていただいて、病院の中がどのようになっているのか、今話題となっていることはどのようなことなのかなどをお示しするとともに、病院職員が地域の方々とコミュニケーションをとって、労災病院を知っていただきたいというものです。本年は更に充実した形で行いたいと考えています。また、市民公開セミナーは、これまで院内で行っていましたが、初めて丸亀市生涯教育センターで行いました。特別講演に元NHKニュースウオッチ9キャスターの河野憲治氏を招き、前座で私が脳卒中のお話をさせていただきました。労災病院が地域に開かれた皆様の病院であることを知っていただきたいと思っています。今後、これらの催し物に是非ともご参加をお待ちしております。よろしくお願いします。

   本年、4月には、10年来の大きな診療報酬の改定が予定されています。まだ、細かな数字が出ておりませんが、制度が変わる部分も多岐にわたる可能性があります。診療についてどのような部分が変わるのかは、現時点ではよくわかっていませんが、当院ではできるだけ皆様に影響のないように対応して参りたいと考えています。よりよい生活をしていくためには、病気になったら治療するのではなく、予防医療や健診による早期発見も重要です。更に健診を充実していきたいと思っています。病気にかからないという点にも目を向けて、是非健診を受けてください。

   最後になりますが、地域の方々がよりよい生活を送るために、本年も香川労災病院は一丸となって地域医療に貢献して参ります。御協力のほど宜しくお願い申し上げます。

2018年1月
香川労災病院  病院長  吉野公博