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子宮体がんとは

子宮体がんは子宮体部の内膜にできるがんで、子宮頸部にできる子宮頸がんとは性質が異なることから、明確に区別して診断・治療が行われます。

子宮体がんの症状

  1. 帯下や出血(月経時ではない不正出血、月経の周期や乱れ、月経量の増加、閉経後の出血、水っぽいおりものなど)がみられるとき
  2. 内診や触診で子宮や周囲の腫れ、粘膜の異常がみられるとき
  3. 超音波検査で子宮内膜が異常に厚くなっている様子がみられるとき
  4. 子宮内膜の細胞の検査で異常な細胞がみつかったとき




子宮体がんの診断

子宮体がんと確定するには、子宮内膜の組織検査が必須です。その他、超音波検査、骨盤MRI検査、CT検査、腫瘍マーカー検査(腫瘍細胞が作る物質を測定する。子宮体がんではCEA、CA19-9、CA125等が上昇)などを組み合わせて検査します。

子宮体がんの進行期

子宮体がんは子宮内膜で発生し、進行すると子宮筋層にも入っていきます(筋層浸潤)。そして、さらに進むと、

  1. 子宮頸部や膣の側に広がり、直腸や膀胱に浸潤する
  2. 卵巣や卵管に広がり、腹腔に進展して、腹水がたまったり、大網(胃と横行結腸の間)に転移したりする
  3. がん細胞がリンパ管や血管を通じて、子宮の外に出ていき、リンパ節、肝臓、肺などに遠隔転移する

という経過をたどります。

子宮体がんの治療

子宮体がんの治療は、日本産婦人科腫瘍学会によって標準化されており、「子宮体がん治療ガイドライン」として発表されています。それによると、子宮体がんの治療では、手術が中心となります。ただし、高齢、重篤な合併症がある場合、肥満症などにより手術のリスクが高い場合、すでにがんが全身に広がっている場合などは、化学療法や放射線療法、緩和ケアなど手術とは別の治療法が選択されることもあります。